遅れ先立つほどへずもがな

  きらきら輝き覚えた 君を見上げるように

マカーの貨幣価値感覚

使用したいアプリがアップルストアにしかないので、仕方なくiPad(第10世代)の一番安いものを買いました。会社から研究員として1年だけ大学に派遣されていた今からうん十年前に研究室のmacでゲームをして以来のApple製品です。あっ、そう言えば会社時代最後の1年間くらいは電話がiPhoneSEになったので少しだけ触ったことがありました。でもそれはがちがちに機能が制限されていてカメラはおろか音楽を鳴らすこともできないものでしたのであれは単なる電話ですよね。
さて、最近のWindowsmac的になったと言ってもやはり隔たりは大きいようで、iPadOSを含めApple帝国の流儀にはよくわからない部分がたくさんあります。上記のアプリはオープンソースの無料アプリなのに、インストールしようとするとアップルストアの登録をしなければいけないとの表示が出て進めなくなってしまいます。住所や電話番号や氏名やクレジットカードまで入力必須になっているので万事休す状態に陥ったかと思いきや、いろいろググって試していると、そのステップをスキップできました。いつものことでいろいろ試しているのでどれが最終的に支払い方法「なし」の選択肢を出すのに役立ったのかはまだ理解できていません。
さて、iPadを購入するにあたり、最初は第9世代でいいやんと考えていました。でも第9世代はインターフェイスがLightningなんですね。私が持っている資産を接続しようとするとLightning-USBの変換器が必要なので、そこは安めのアダプタか何かを購入してあれとこれをつないでと考えが広がって行きます。しかし最初のLightningがネックになってそこを純正の部品で調達すると結局全体では2万円近くの追加投資が必要になるようです。仕方なく2万円お高いインターフェイスがUSB-Cな第10世代を購入しました。第9世代と第10世代では能力差が大きくないという記事をたくさん見て少々ひるんでしまいましたが、最後はクリック一発なので右手人差指が勝手に注文してしまったようです。
ところで昨年末からほぼ無収入なので、1万円を超える買い物は抵抗が大きくなりました。現役時代のスレッショルドは10万円くらいでしたので隔世の感があります。その意味では、間もなくやってくるはずの今年分の住民税の請求が恐ろしいです。ほぼ額はわかっているとは言っても、そのうん十万円は昔の百万円の単位に感じられます。この国はお役人の天下りと企業の経営者と一部の学者のための税金や社会保険料の徴収が厳しすぎるように思います。もし収入に対する税金+社会保険料の割合が47.5%だとしても、残りの可処分所得からさらに消費税、固定資産税、ガソリン税再生可能エネルギー発電賦課金などを納めなければならないので、実質七公三民くらいなんですかねえ。暮らしは苦しくなるばかりですが、これも国民が選んだ国会議員によって決定されているのですから、自分たちの暮らしをよくする権利を行使しない国民によってそのような環境が作られているとも言えなくはないので、まあ自業自得ということでしょうか。

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