遅れ先立つほどへずもがな

  きらきら輝き覚えた 君を見上げるように

日本が劣化・衰退すると最終的には計画経済が最適になるのか

リビングのブルーレイレコーダーが故障しそうなので予防的に新しいのを買いに行きました。例の再販売価格拘束を行っているPanasonicのある機種を考えていました。
お店に出かけてこれをくれというと、店員が何やら端末を操作して在庫を調べて、挙句の果てにメーカー在庫がなくて、早くて3週間後に入荷予定と言うのです。これは再販売価格をメーカーが拘束している商品なのでもしそれが独占的な立場でメーカーが販売しているのなら、多く作っても少なく作っても販売価格は同じ。それなら需要に対していつも不足気味に生産すれば、作ったものはタイムラグ(在庫)なしに全量売れることになります。実際はPanasonicとソニーとシャープの寡占市場なので独占ではありませんが、メーカー乗り換えは操作などが変わって戸惑うことが多いため同一メーカーの製品が第一選択肢として選ばれることが多いはずです。
今回レコーダーの買い替えに当たって、今後のテレビ放送の行く末を考えると、本当にトリプルチューナーのレコーダーを買う必要があるのか、いやそもそもテレビ放送自体が10年先に存在するのかなど、いろいろ考慮すべき点があるように感じます。民放はほぼ死んでいるかむしろ死んでおとなしくしていればいいのですが、悪霊のようにあることないこと害悪や不安を流布しています。某国営放送にしてもなぜ今BS2波を1波に集約する必要があるのか、4Kというのは本当に必要だったのか、いやそれよりも8Kには需要があるのかなど私たちのような強制的に受信料を簒奪されている者には理解できないことが多すぎます。大体、放送番組中のあの不自然な衣装やいかにも某国風の見苦しいセットや居丈高な態度の出演者が、国民から強制的に簒奪した金で賄われているというのが信じられません。いずれは滅びる運命でしょう。
というわけで、将来的には放送はなくなるか、残っても今以上に碌でもないものになるのが確実なのに、それを録画する機器が必要なのか。私が不安に感じるのもあたりまえなのです。
ただ、レコーダーを作るメーカーからすれば、今後細っていく市場であることがほぼ確実なので、利益を確保するためには何らかの策を打って、最終的には撤退するというシナリオなのでしょうから、再販売価格拘束を行って利益を確保するというのはあり得る戦術なのでしょう。消費者にとっても、需要があれば(高いけれど)メーカーは供給してくれるというメリットもあるでしょう。ただ、実態上独占的な市場なのであれば、せめて潤沢に供給する義務があると思うのです。せめて再販売価格拘束の制約下で販売している販売店の在庫については。運動を兼ねているとはいえ、片道30分かけて歩いて買いに行ったのに在庫切れはないとは思いませんか。(笑)

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