遅れ先立つほどへずもがな

  きらきら輝き覚えた 君を見上げるように

心の中の海

自分の心の中の海の波は年齢とともに穏やかになってきていると中元日芽香さんは書いています。私の場合はどうかな。昔とあまり変わらない、荒れやすい海のような気がします。

彼女は波に上手に乗れたらいいと考える派らしいですが、私はそんなに器用ではないので、波には打たれる派です。当然打たれると無茶苦茶になる(波に翻弄される)ので、まあ心の中の人生はそんな風に経過しているということですね。

ところで私のリタイヤが目前に迫って来ていて、いろいろなところに、私の会社人生は終了します、ついては必要な手続きを行いたいので教えてくださいというようなメールを出しています。それを目にされたのか近年懇意にしていただいていた方から電話があり、退職後はどうするのかと聞いてこられたので、完全退職で隠居するということを伝えるとひどく驚かれてしまいました。ほとんど誰も私の今後について関心を持っていないので、不意にこんな電話を受けると何ともありがたくてうれしいですね。人間が生まれて生きて死んでいくことは、実はこのような私に関心を持ってくれる人とのわずかなつながりをできるだけたくさん紡いでいくことなのかもしれません。成功だとか失敗だとかいう概念はなく、ひととひとの心が響き合うということがあったのかどうなのかということが大事なのかもしれません。

退職したからと言ってもすぐに死ぬわけではないので、このブログは今後も駄文を生産していくものと思われます。どうぞよろしくお願いします。

そう言えば、今日のアルノさんのブログにも海の写真がありましたね。

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