遅れ先立つほどへずもがな

  きらきら輝き覚えた 君を見上げるように

揚水発電はあまり知られていない

今日の東京電力エリアは大変でしたね。

今この記事を書いている時点で公表されている東京電力パワーグリッドの資料によると、ざっと見て今日19時台までの揚水発電量がおよそ5,000万kWhです。揚水発電は下部調整池(ちょうせいちと読みます)の水をポンプで汲み上げて上部調整池に貯め、その水を利用して発電機で発電するのですが、汲み上げ+発電でおよそ3割のロスがあります。ということはポンプ運転のために5,000万kWh/0.7≒7,140万kWhの電力量が必要だったのですね。ポンプ運転のための費用は正確にはわからないのですが、もし仮に20円/kWhだったとすると失われた3割の電力量分の費用は2,140万kWh×20円/kWh=4億2,800万円ですが、停電することと比較すれば思った程でもないと思いませんか。

揚水発電はコストの割に役に立つと思うのは私だけでしょうか。

東京電力エリア(+東北電力エリア)にお住まいのみなさん、もう少しですから無理なく節電してくださいね。