遅れ先立つほどへずもがな

  きらきら輝き覚えた 君を見上げるように

影山優佳さんの次のブログが平岡海月さんでよかった

名文です。海月さんのお気持ちがしっかり伝わって来て、しかも段落の構成も適切で読みやすい。「拝見させていただく」は少しくどい気はしますが、全体的に4期最年長の面目躍如というところです。
概して日向坂(の前身のひらがなけやきも含めて)のブログは短くて、しかも状況の説明はあっても筆者の気持ちが大いに顕れている書き方になってはいないというのが特徴です。それは日向坂のグループカラーが全体的に明るめのイメージであることとも関連しているのかもしれません。そこには個人の気持ちを前面に出すと、どうしてもネガティブな表現が混じってしまいグループカラーに馴染まないという傾向も無きにしも非ずではないか(4回も否定している文章!)と思います。
ブログの文章だけでなく、活動の全体を通して考えてみると、思えば長濱ねるさんも柿崎芽実さんも渡邉美穂さんも宮田愛萌さんも今回卒業の影山優佳さんも、どちらかといえば本当の気持ちが表れやすいタイプではなかったかと思うのです。これは完全に私の偏見なのかもしれませんが、そんな気がしています。在籍しているメンバーでは、小坂菜緒さんや今回の平岡海月さんがその集合に含まれるのかもしれません。
海月さんが今後どのようなブログを書かれるのか、私はまだ十分な見通しを立てることはできません。しかし、今回のブログのように美しい文章でお気持ちを書くということが、日向坂のブログの中で特異ではないという状況が生まれるといいなと希望するところです。
もっとも優秀なブログが多い(多かった)乃木坂のように、大作のブログを書くために長時間を要してしまい、それでなくとも忙しいメンバーは更にブログを書かないという方向に流れることになってしまっているのは本末転倒なので、そこは読み手側にもバランス感覚が必要なのではないかと上記の文章を書いていて自分自身で反省しているところです。ただ、ブログを書かないことがグループのメンバーの中で上位のカーストに入ったことの証になっているのだとしたら、あるいは書かないことの免罪符になっているのだとしたら、あまり好ましい状況ではないのではないかとも思います。
無銭コンテンツに拘るなという運営の声も聞こえてきそうです。

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