遅れ先立つほどへずもがな

  きらきら輝き覚えた 君を見上げるように

exponential再び

新型コロナウイルス感染症は非科学的な政治判断によりその扱いが変更になりました。この変更により私たちが容易に目にすることができる流行の程度に関する情報がほとんどなくなってしまいました。更に今日私が午前中に利用した地下鉄におけるマスク着用率は55%程度であり、私が乗車した各車両に一人程度は酷い咳をしている人がいるという状況でした。(咳をしている人がいる車両から別の車両に移ったので、複数車両に乗車しました。)その咳をしている人のマスク着用率は少ない観測数ではありますが、50%程度と見受けられました。また、車両の窓を開けて換気する対策ももはや行われていませんでした。
少ない情報の中で、定点観察、下水道ウイルス数、モデルナの情報による推定など数種類の推定感染者数ないしは指数が出ています。それらはいずれも前週からの増加率が1.5倍程度になっており、現在の感染者数は以前の統計(全数調査)の方法に換算すると2万人/day・全国という情報もあったように思います。(これは不確かです。)
死者数が多くなければ問題ではないのでしょう。ただ、何度もここで主張しているとおり、死者が発生するのは社会的弱者に偏っており、人間の尊厳や公平の概念からは程遠い状況と私は感じています。これは個人の感想です。社会がそれを公正と判断するのなら、それに従う以外の選択肢はありません。
一方である種のマイノリティの人々の権利の確保は、彼らが希望しているか否かは別にして、社会的には取り組むべきこととされていて、それを実現する社会的ベネフィットを考えると先の社会的弱者の生存権等を脅かす政策との間のプライオリティの置き方に疑問を感じざるを得ません。
次の国政選挙が行われるときには、科学的手法に政策判断の基本を据えると明言する政党があるなら、私はそこに投票します。現在の政党は一部の利益受益者のための政策に終始しており、いずれの党にもほとんどの立候補者にも投票すべき理由や根拠を感じられません。
それはともかく、新型コロナやインフルエンザ、はしかなどの伝染性の疾病に対する現在の状況は危機的なように感じられてなりません。そこにもう少し重きを置いて政策判断を行ってほしいことと、本人の責に起因しない疾病、例えばⅠ型糖尿病などに要する治療費の無料化はぜひ実現してほしい。若年でⅠ型糖尿病を発生した人は、20歳以降は一切の補助がないのが現実です。それでは収入が少ない若い時代での負担が大きすぎて優秀な人もその能力を十分に発揮できない可能性があり、社会にとっても大いなる損失である可能性があります。他方、人生をeasy modeで生きている連中の学費、給食費、諸々の補助などは一切について反対します。
ここで私が何を言っても単なるつぶやきでしかありません。もっと多くの人が、人間と社会の公正な幸福の判断に基づいて、意見を持ち、述べ、実現する社会であってほしいと思います。

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