遅れ先立つほどへずもがな

  きらきら輝き覚えた 君を見上げるように

不可避

政府が新型コロナ対策を投げてしまった上、「行動制限をしない」という言葉が「感染対策をしないでいい」「行動に気を付けなくていい」「他者に配慮しなくていい」「マスクはどんな場面でもするかしないかはその人の自由」というように勝手に解釈されているため、もうコロナから逃げ切れる気がしません。初期に購入したN95のマスクがここへ来てまさか本当に使用する可能性がある事態になるとは想像もしていませんでした。

もう既に医療は崩壊しています。家の近所には消防署があるので、頻繁に救急車の出動が観察されるのですが、この数日はひっそりしています。緊急搬送の受け入れ先がなくなると一人ごとの搬送時間(救急車の出動時間)が長くなるため、出動頻度は当然ながら低下する(間隔が長時間化する)のですね。

コロナ初期は高齢者や私のようなハイリスク群だけが狙い撃ちにされている趣がありましたが、今や主役の裾野が広がり、小さな子供の重篤化が進んでいるといいます。かわいそうだけれど、なぜか幼い子供には可能でもマスクをさせず、どこにでも触らせ、他の子どもと遊ばせ、ワクチンは打たせない親が多すぎるので、なるべくしてそうなっているのですから仕方ない。

私自身についても退職するのが先か、在職中に罹患して死ぬのが先か、微妙な段階まで来ています。

ただ、私の感触では第6波の観測から、第7波はあと1週間から2週間で頭打ちになるかもしれないので、1日20万人から40万人程度(ただし検査能力の限界を超えているので、可観測な数字という意味で)の新規感染者数が最大値になるのではと思われます。エッセンシャルワーカーの人にも広がるので社会活動が壊滅的な停止状態にならなければいいですね。救急隊員や救急医療担当医もいなくなったら...

(970)