遅れ先立つほどへずもがな

  きらきら輝き覚えた 君を見上げるように

TrySail is back!!!

少し前にTrySailのアルバム「SuperBloom」がリリースされました。
TrySailの曲はこのところ録音(ミキシング)が私の好みではなく、もう前のような透明感のあるものは出てこないかもと、かなり淋しく思っていました。
今回のSuperBloomは少なくとも最近のミキシングとは趣を異にしているようで、歌唱部分にリニアリティがあることと、インストルメンタルに歌唱が埋もれる感触が少なく、またあの忌まわしいコンプレッサーが使われていないか、あるいはその程度が小さいためにクリアでクリスタルな聞こえ方になっているように思えます。
欲を言えばインストルメンタルが歌唱に比べてまだまだファット過ぎることでしょうか。これは再生に用いている機材と聞き手の好みによるところが大きいので、私にとっては、という注釈付きで意見しておきます。
まだしっかり聞き込んでいませんが、一聴したところ「遥かな航海」と「Etoile」が抜群にいいですね。
ちなみに手元にファイルがあった1年前にリリースされた愛美「AIMI SOUND」はすべての音の音圧が十分高いのに、違う音は違うものと認識される聞きやすい音作りなのですが、何が違うのでしょうか。同じ解像度の96Hz-24bitサンプルで聞き比べても差がありすぎます。録音とミキシングの技術の差だとするとTrySailは損をしているのかもしれません。TrySailは「Sony Music Labels Inc.」レーベル、愛美は「KING RECORDS」レーベルですが、この違いが効いているのでしょうか。

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