遅れ先立つほどへずもがな

  あなたも 年老いたらきっと あんなすてきな おじいさんに なると思ってたの 本当に思ってたの

令和米騒動の顛末

近所のスーパーに白米が売られていました。通常の販売棚はまだ空ですが、5キロ入りを1人1袋ずつ買うことができるようです。ちなみにミネラルウオーターに関しては既に先週から1箱くらいずつなら容易に入手できるようになっています。
米がないという報道がなされてから、何も知識がない私は減反政策や今年の酷暑による不作により新米の供給が細ることを見越して先行需要が集中したのかなと漠然と考えていました。しかし識者の説明によると減反を行っているのは米の需要が少なくなったためそれに合わせて供給を調整してきた結果であり、また今年の米の収穫量も不足はなく供給に問題はないということでした。だいたい外食産業で米が不足して営業できないという話は聞かなかったので、米の需給が逼迫しているはずもなく不思議な話だなとは思っていました。
実際のところ、地震の警戒情報が出たことにより、一部の者が買い占めを行ったことで流通在庫が一時的に不足したというのが真相のようです。備蓄や定期購入契約してなかった連中がパニック買いをしただけなのかよ。
ちなみに我が家は家族の人数が少なく消費量も少ないのですが、富山の農家と定期購入契約を結んでいるので毎月1日に米が送られてきます。今日も9月分が到着しました。米の場合は虫が出るため家庭では長期保存が難しく備蓄はしていませんが、ミネラルウオーターに関しては普段から3週間分程度の備蓄をしています(在庫管理と調達(買い出し作業)は私の担当であり、結構面倒でしんどい)。
東南海地震の警戒区域に住みながら、準備していませんでした、だからあわてて大量に買い占めしましたというのは油断が過ぎて人間としてどうなのかなと思わないでもありません。まあお子さんのいらっしゃる家庭では消費量も莫大でしょうから、備蓄は無理がありそうというのは理解しています。私も小学生の頃は信じられないくらい米を食べましたから。
こんな様子だと、大手銀行の信用不安や外国人によるテロ誤情報などで一気にとんでもないことが起こりそうな予感がします。中でも心配なのはハイパーインフレですが、これは政府による国民の可処分所得を限りなく少なくするというありがたい政策のお陰である程度は心配無用なのかもしれません。
しかも今着々と進行中の国民総背番号化によるunique identificationとそれに基づく個人の包括的評価制度により、誰が思想的に危険で誰がどんな使い道があって誰が資産を持っていて誰から税金が取りやすいか、どの層からどこまで税金を取ることが可能か、資産を凍結や制限して配給制にすればどうなるかなど何でも考えることが可能なので、我々は黙って政府に従っていれば「国民として最低限の暮らし」の保証が得られるはずですから何も心配する必要はないのかもしれません。税金面では大きな政府、福祉面では小さな政府であるこの国ですから「最低限」のレベルなら庶民は馬鹿の方が上級国民and/or工作員(両者とも国籍が本邦だとは限らない)には都合がいいということですね。

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