遅れ先立つほどへずもがな

  きらきら輝き覚えた 君を見上げるように

インフルエンザとコロナ

二者を同じ扱いにしようとする動きがあるようですが、コロナよりだいぶ以前でしたが私が行きつけの病院の定期診察の日に発熱したまま出掛けると、病院内で速攻で別室に隔離され、その場でインフルエンザかどうかの検査をされました。先生も看護師さんも完璧防護状態で処置を受け(というかカロナールを処方されただけでそのまま帰され)ました。

インフルエンザでこれですから、より感染力や症状の強いコロナが同じであっていいはずがありません。管理しなければ無症状の患者の把握ができなくなったり、感染しても待機期間がなくなるので、感染能力を持った患者がより市中や職場や学校に増えることになって、感染規模自体は今よりさらに大きくなりますね。

そういう意味では「政府として自粛要請しない」政策方針というのは、上の「医者からの患者数届出」だけになる状態の一歩手前ということなのでしょう。社会全体にとってどちらがいいのかは私には判断付きかねますが、重症化リスクの高い人を切り捨てるという方針には大きな違いはないということは言えるでしょう。まあ、その対象に子供さんも含まれるのかもしれません。重症化リスクの高い人は社会のお荷物なのであり、子供はやはり手当てがかかるばかりで税金は納めないので、適齢の働き手を海外から調達した方が、経営者にとって好都合という図式は一応この国の支配者層の頭の片隅には既に存在しているでしょう。経済を回すという錦の御旗の下に。

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