紙の本

昨日5月8日に神田神保町にある三省堂の本店が店を閉じたという記事が出ていたのを今日知りました。一瞬閉店かと思いましたが、ビルの建て替えのために一旦店を閉じ、6月1日から神田小川町に仮店舗が開くそうです。元位置建て替えということですね。

東京に住んでいた頃は、結構通いました。通学の経路からも近く、昔はたくさんあった古本屋巡りも兼ねて月に一回以上は行っていたのではないでしょうか。今のコロナが中国からやってくる前は、出張で東京に出かけた折にも度々寄っていました。

新しい店舗ができると知っても、もう紙の本を手に取って買うという行動を今後どれだけの人が行うのかは実際のところかなり微妙だと感じます。私は書店で実物を見てネットで買うというような、展示している価値の提供を無視した破廉恥な行為はしないようにしていますが、それでなくても印刷されたものを読む機会が以前に比べて激減しているのは事実です。教科書のデジタル化が進められるようですが、私に限って言うならば、画面越しにいくら読んでもちっとも身につかないけれど、紙の本だと覚えやすく理解しやすいように思います。読書の習慣がなくなると、一層学習の質も低下するのではないかと危惧されます。

外国のお金持ちになくなると予言されている日本ですが、それは彼に言われなくてもこのトレンドが変わらないなら日本人の人口は減少し続けるのは自明で、その残された希少な日本人の能力が低下すれば減少に拍車がかかるのも当然です。馬鹿を多少増産しても実際のところあまり意味はなくて、何人分も稼げる知能を持った日本人の割合が増え、それを活用できる国に変わらなければ、どうしても消滅する運命なのではないかと思います。

日本の国際経常収支が赤字に転落しその状態が続くと、本当にこの国は破綻するのであって、段ボール紙に理屈が通らない文字を書いて授業ボイコットするような若者でなく、正しい現状認識と解決方法を考案・実践できる若者が育たなければ非常に厳しいと思います。まあ、私が生きている内には大過ないのかもしれませんが。

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